愛と勇気と缶ビール

ふしぎとぼくらはなにをしたらよいか

漢の家計簿、というiPhoneアプリを作った(無料です)

実は大分前に作って自分でしばらく使っていたアプリなのだけれども、紆余曲折を経てApp Storeに出たので一応紹介を。

元々、自分自身に「無駄な細かい支出を減らしてお金節約したいピョン」というモチベーションがあって、かといって真面目に家計簿をつけ続けるだけのマメさが自分にないことも分かっていたので、「だらしない人でも続けられる家計簿アプリが欲しいなー。iOS周りの勉強もしたことだし、現状なさそうだから自分で作るか」という流れで作りました。大体以下のようなコンセプトです。

  • 支出を可視化して節約するのが目的なんだから、支出だけ記録できればいいか。収入はいらんだろう。自分の収入くらい分かってるし。
  • とにかく簡単に記録できることが大事だ、そもそもが面倒くさがりだから。
  • 繰り返しもいいや。入力が面倒くさいわ。
  • あとは月の合計とか週の合計とかその日の合計が分かればいいや。グラフとか要らんわ。見ないし。

…というわけで、機能は少ないがシンプルで使いやすいアプリになりました。自分目線では。

https://itunes.apple.com/jp/app/hanno-jia-ji-bu/id558285519?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

「とりあえず自分が欲しい機能が実現できればいいやー」ってノリで作ったので見た目が微妙ですが、既に次のバージョンを審査にあげているので、それが通れば多少はマシになるかと思います。
(※2012/11/26追記: 次のバージョンは既にApp Storeにあがっております)

iPhoneAndroidのアプリって、何だかんだで無駄な機能がついてるものが多いと思うんですよね。もちろんアプリの性質上機能が増えざるを得ないものもあると思うのですが、個人的にはネイティブ、Webに関わらずスマートフォンアプリでは「一つ機能を増やしたら要らなさそうな機能を一つ削る」くらいのノリでもいいんじゃないかな、と思っています。もちろん、削る場合はどれくらい使われているかをちゃんと調べた上で、ですけどね。

仮に機能が一杯あったとしてもどうせ多くのユーザが使うのはそのうちの20%くらいだろうし、iPhoneAndroidのそれほど広くない画面に機能を詰め込もうとすると独自のインタフェースを作って変に頑張ることになります。そのアプリ独自のインタフェースってユーザにとっては慣れるのが面倒くさいだけで嬉しくないんですよね、大抵。最近だとEvernoteのiPhone版クライアントとかそうですね。

もちろん機能が少なければ少ないほどいいというわけでもないのですが、「機能が多いのはいいことだ」「リッチなUIがよいUIだ」みたいなことを単純に信じている人は多そうな気がしています。


ちょっとだけ技術的なことを書くと、カレンダーのUIにTapkuLibraryを、設定画面にQuickDialogを使っています。皆が面倒くさいと思うような部分や有名なアプリが採用しているUIには対応するライブラリがあることが多いので、自力で実装する前にチェキしてみることをおすすめします。Facebookの画面がスライドして出てくるメニューのアレとかも実はライブラリがあったりします。 (ViewDeck)


まぁそんなゴタクはさておき、僕のように面倒くさがりだけどちょっと最近お金が貯まらないのよねー、という人は使ってみるといいかもしれません。僕は既にこのアプリのお陰でいくらか節約できております。