愛と勇気と缶ビール

ふしぎとぼくらはなにをしたらよいか

なぜ俺たちは2014年にもなって電話回線なんぞに金を払わなければいけないのか

長らくiPhone派だった僕がiPhone 4sからNexus5に機種変更した10の理由 - 愛と勇気と缶ビールのつづきというかオマケ。

Nexus5に変えた時に、「めんどくせーなー、こんなの親切なライフハッカーが友達にいたら全部教えてもらって俺はメリットだけ享受したいんだけどな」と思いつつもいくつかのMVNOを検討した。

で、ちょっと考えれば分かることだが、「電話回線を保持する」というのと「データ通信が出来る」というのは全く別のことである。何を当たり前のことをという話ではあるが、普通にキャリア御三家と契約する場合は大体この2つがセットになったプランにするため、意識していない人もいるのではないだろうか。

で。MVNOの場合はそれらが明確に別扱いなので、「データ通信だけのプランで契約」とか「電話回線だけのプランで契約」とかそういうことが出来る。当然ながら、データ通信オンリーより、通話可能かつデータ通信可能なプランの方がお高くなる。

お高くなるならケチりたくなるのが人情というもので、僕も、「電話回線(= 電話番号)って本当に要るんだろうか?」と一度真面目に考えた。

考えてみたところ、実際問題、生活のほとんどの局面において電話なんて使わないのだ。

  • 彼女とのやりとりはLINEだ。通話もLINEだ。
  • 母とのやりとりもLINEだ。父はメールと電話ベースだが、まあITオンチではないので何とでもなるだろう。
  • 電話をかけるのは、ほぼ飲食店の座席を予約する時だけだ。(こんなのは全部ネットから予約できるようになるべきだ)
  • 電話番号をとりあえず登録させるサービスが官民問わず日本には大量にあるので、そいつらから何らかの理由で既存の電話番号に電話がかかってくる可能性がある。電話番号を変える場合はこいつらの登録情報を更新しなければいけない。超面倒。死にたい。
  • あと、会社から電話がかかってくる可能性はある。これは結構大事だが、電話番号の切り替え自体はある程度簡単に出来るだろう。

つまり、飲食店が電話というレトロなプロトコルしか受け付けないこと。多くのサービスが電話というレトロなプロトコルを通じて俺にアクセスしてくること。しかもそいつらは僕の今持っている電話番号をデータベースに保持しており、電話番号を変えるとめんどくさい事態になること。その3つが主たる問題だ。

この3つを解消できないので、僕は大人しくMNPした。うざってえ話である。

しかし、SkypeもLINEもあるこの時代に、「多くのふるき人々が必要としているから」それだけの理由で毎月金を払って電話番号をキープしなければいけないのはいかにも馬鹿馬鹿しい話だ。

電話回線なんてものは、とっととこの世からなくなって欲しい。